進めよう!!生きものにぎわいづくり~社会資本における生物多様性保全活動の促進~

● 平成24年度地方セミナーの概要

 平成24年度、国土交通省では、近畿、北陸、四国の3地域で「地域の生物多様性保全活動の促進のためのセミナー2012」を開催しました。
 現地でのフィールドワークや専門家の講義等を通じて、生物多様性保全活動の方法論や多様な主体との連携のありかた等についての知見を深め、各地域で類似の課題を有する参加者同士の情報交換も行われました。

会場 第1回(近畿) 第2回(北陸) 第3回(四国)
日時 平成24年10月4日(木) 平成24年11月9日(金) 平成24年11月20日(火)
場所 弘川寺歴史と文化の森、
富田林市民会館大会議室
(大阪府富田林市、河南町)
小浜湾、三方五湖周辺、
小浜市働く婦人の家大会議室
(福井県小浜市、若狭町)
重信川流域、
愛媛県立武道館大会議室
(愛媛県松山市、東温市)
テーマ 「生物多様性保全と
緑地管理について」
「アマモ場再生と
生物多様性保全について」
「生物多様性保全と
いい川について」
内容 フィールドワーク
弘川寺歴史と文化の森視察と生きものにぎわい発見ノートを使った環境学習プログラムの実習 アマモ場再生プロジェクトなどの視察と生きものにぎわい発見ノートを使った環境学習プログラムの実習 重信川流域の自然再生フィールドの視察、いきもの発見ノートを使った環境学習プログラムの実施重信川流域の自然再生フィールドの視察、いきもの発見ノートを使った環境学習プログラムの実施
キーノートスピーチ
「生物多様性保全と緑地管理について」 「生物多様性保全とアマモについて」 「生物多様性保全といい川について」
講義(1)
パンフレット「生きものにぎわいつくり」の活用ポイント
講義(2)
海・川・緑の生きものにぎわいづくり(3事例)
専門家と参加者によるディスカッション

第1回(大阪)セミナーの概要
第2回(北陸)セミナーの概要
第3回(四国)セミナーの概要


● 平成24年度「生きものにぎわいづくりワークショップ」の概要

 平成24年度、国土交通省では、生物多様性保全活動を促進するためのワークショップを開催しました。
 このワークショップは、国土交通分野における生物多様性保全に関する先行事例から、参加者同士の意見交換を通じて新たな実践活動を育むための知見を抽出し共有するとともに、研究者、市民団体、行政担当者など、多様なステークホルダーが一堂に会する場を設けることで、今後の取組の普及啓発に資する人的ネットワークの形成を図ることを目的としました。

日  時:
平成25年2月26日(火)  13:00~18:00
場  所:
中央大学 後楽園キャンパス2号館2階 製図室
内  容:
【会議テーマの共有】
  ・進士五十八氏(東京農業大学名誉教授)「国土交通分野における生物多様性の進むべき方向、職員に期待する役割」
  ・島谷幸宏 氏 (九州大学教授)「自然再生事業における事業の進め方のポイント ーアザメの瀬を事例にー」
【話題提供】
 ①豊岡市コウノトリの郷の事例から
 ②大和市引地川公園の事例から
 ③横浜市高島水際線公園の事例から
【グループワーク】
◆施策・事業の企画立案、計画立案、実施、維持管理などの作業の流れごとにディスカッションを行いました。
【総括】
結果共有と講評
対象者 :
生物多様性保全に関わる国、都道府県、市町村職員、生物多様性保全関係の市民団体メンバー方など

ワークショップ2012の概要



川で、海で、公園緑地で、みんなで生きもののにぎわいづくりをすすめよう